パワハラで言いがかりや仕事押しつけられた時の対処方法

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職場でのパワハラにおいて厄介な事例に、「仕事の押し付け」があります。

明らかに職務以上のことであり、嫌がらせとしか思えなくても、「仕事」に関わることである以上、無下に断ることもできないのが現状です。

しかし、こうしたパワハラによる仕事の押し付けを甘受し続けていると、自分が壊れてしまうのは時間の問題でもあります。

ではどうすれば、仕事の押し付けなど、業務に関わるような嫌がらせに上手く対処できるのでしょうか?

パワハラ相手も「悪いこと」だと知っている

パワハラやセクハラ、さらにはモラハラなど、社会における「ハラスメント」やルール違反への対処でとても有効な手段であり、しかもとても簡単な手段があることをご存じですか?

これから挙げるのはパワハラの例ではありませんが、対処法としてのヒントになる事例です。

とある市町村に、自転車の違法駐輪が非常に多い駅前地区がありました。何度も違法な自転車を撤去しますが、またすぐに駅前は違法な駐輪で溢れます。

そこでこの駅前地区を有する自治体が高じた策は「人間の目」の部分をトリミングした写真をポスターとして貼ることでした。

たかがこれだけ?と思うかもしれませんが、効果は絶大。いくら取り締まってもなかなか減らなかった違法駐輪が8割近くなくなったというのです。

この方法で大切なのはイラストではなく本物の人間の目の写真を使ったこと。人間には他者に「見られている」ところで悪事を働くことに後ろめたさを感じる心理があるのです。

つまり、目の写真を使って「あなたのことを見てますよ」とアピールするのは、違法駐輪をしている人の中にある「自分は咎められるべき悪いことをしている」という心理に働きかけた方法と言えるのです。

目を見据えるという方法

先ほどまでに挙げた例の何がパワハラ対処のヒントになるのか?というと、それはズバリ「相手の目を見る」ことです。

パワハラをしている本人も、仕事を嫌がらせで押し付けたり、暴言を吐いたりしていることは「悪いこと」だと本当はわかっているのです。

それを止めるには、心情的には嫌でも、相手の目を真っ直ぐに見据えることが肝心なのです。下を向いてばかりいたり、視線を泳がせてばかりいると、パワハラをしてくるような相手の思う壺です。

何か理不尽なことが起きそうなときは、何をおいても、相手の目を睨むくらいの強さで見据えること、これを試してみてください。

人間は目を強く見られてなお、悪いことができる人はなかなかいません。

パワハラをしてくる相手の目なんて見たくもないものだとは思いますが、自分にとって快適な職場を奪還するために、まずはここから始めてみてください。