パワハラと指導の違いとは?自分が悪い?相手が悪い?
- 2022.11.16
- パワハラ

このパワハラについては、今は厚生労働省が中心となって、
改善や問題が起きない職場にするための指導が行われたりしています。
今回は厚生労働省の作成する、職場でのトラブルを取り扱っているサイト「心の耳」を軸として、
パワハラの一般的なガイドラインをご紹介します。
■厚生労働省によると…
人々の「労働に関する」全般的な問題を扱っている厚生労働省では、パワハラについて
次のように定義をしています(文章はアウトラインのみお伝えできるよう要約しています)。
「パワハラとは本来の業務の範疇を超越し、継続的して人格と尊厳を侵害する言動を行うこと。
またそれによって就業者の職場環境・関係を悪化させたり雇用不安を与えること。
さらにこのハラスメントでは被害者がうつ病などのメンタルヘルス不調を来すことも少なくない」
2012年になされた厚生労働省の「職場のいじめ ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ報告」では、
現代のパワハラは上司から部下に行われるものだけでなく、先輩と後輩という関係や同僚同士、
さらには部下から上司に対して行われるものまであると報告しています。
部下から上司へのパワハラというと異質に思えるかもしれませんが、新人や異動で移ってきた部下が、
自分が成績を上げられないのは指導者である上司が悪い!と責めたり、部署で採用された新人が少なく会社としても
「新人を辞めさせたくない」という状況があるために、そこを逆手にとって上司に無理をいうなどということは
よくある話なのです。
新人担当の上司がまだ若手である場合などは、こうしたパワハラが起こりやすくなります。
パワハラは様々な「優位性」を背景として行われるので、企業の大小に関係なくどこでも起こる話なのです。
パワハラの具体的な内容とは?
ここまで、パワハラの起こるような状況について少しご説明しましたが、具体的にパワハラとは
どういった行為を指すのでしょうか?
厚労省のガイドラインでは、パワハラの具体的な内容について次の6つに大別しています。
1)身体的な攻撃(暴行や傷害など)
2)精神的な攻撃(脅迫や暴言など)
3)人間関係からの切り離し(別の部屋への隔離あ仲間外し、無視など)
4)過大な要求(業務上明らかに不要なこと、あるいは遂行不可能なことを強制したり、仕事の妨害をするなど)
5)過小な要求(業務上の合理性が見られず、その人の能力・経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じること、
あるいは仕事を与えないなど)
6)個の侵害(私的な事や事情に過度に立ち入ること)
以上のことを踏まえて、もし自分がパワハラを受けているのではないかと言う人は、
しかるべき機関に相談をすると話がスムーズに進むかと思います。
ただ、パワハラは証拠や事実関係が大切になってくるので、「いつ・どこで・どのような」ことがあったのか
明確にメモをとること、場合によっては録音などをしておくことも大変重要です。
指導とパワハラ
会社で働くようになれば最初の頃は間違ったりするものです。
そして指導をうけて、叱責される事もあります。
それは何故か?給料を貰っているからです。
給料を貰うと言う事は1年目の社員だろうが、5年目の社員も同じプロと言う事です。ここが大切です。
プロ野球の選手が良く、監督やコーチから叱責するのを受ける姿を見ると思いますがきれは
叱責で先ず指導とパワハラの違いをここでは指導を叱責としてあつかいます。
パワハラはそのままパワハラです。
先ず叱責は上司が部下のボーンヘッドに対してここでこういうミスは致命傷になるかも
知れないから気をつけるようにと発言した場合、これはパワハラでもなんでもなく叱責です。指導の部類に入ります。
そして問題のパワハラですが、問題案件に対して執拗なまでに何度も何度も、上司が口を開ける度に言うのはパワハラです。
当然このケースは他の同僚もいる中でくどい事を言うのはパワハラです。
1回注意なり、指導、叱責は1度でおしまいです。通常の会社であれば上司が最後に次は気をつけろと言って終わりです。
客観的に考えても非常にパワハラと指導【叱責】の判断は難しい所ではあります。
しかしネチネチしつこいくらいに言ってきたりお前等と名前で呼ばずに言うのはパワハラです。
お前と言うのは個人の名前ではありません。幾ら上司だからと言ってお前呼ばわりされる筋合いは何処にもありません。これは完全にパワハラです。
先ず名前で呼ばないでお前やてめえと呼ぶのは論外です。そして周りの同僚の前で晒し者扱いするのも完全なパワハラです。
この場合は聞いていて部下が、ブチ切れ寸前までいくほどストレスが溜まります指導は1回のみで短時間で終わるものが指導です。
それ以外のものはケースにもよりますが、パワハラととっていいと思います。
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