ワンマン社長はパワハラをしやすい?

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家族経営の企業やワンマン社長の企業と言うのは、良い方向にも悪い方向にも転ぶリスクの大きい面を有しているのは確かです。

名物社長というと、かなり変わった人も多いので、そのおかげで他にはないアイデアが生まれたり、慣習が始まったりすることもあるのですがワンマンの家族経営となると、ちょっとパワハラのリスクは上がります。

わが道を行くというリスク

あくまでこれは傾向であって、全部が全部そうであるわけではありません。

ですが、実際に、ワンマン社長の経営する企業や家族経営の企業ではパワハラの被害報告が多いのは事実です。

というのも、ワンマン社長と言うのは年を経るにしたがって「人の意見に耳を貸さない」人が多くなってくるからです。そして自分の気に入った人間ばかりを周りに置いていくから、です。

そうしたことを続けていると、新しい意見や新しい価値観を社内に持ち込む人に対して嫌悪感を抱くようになります。

そして、自分の意見にたてつくことがあれば、ここぞとばかりに暴言を吐くようになるわけです。
そもそも、ワンマン社長というのは、外に弱い自分を見せるわけにはいかないので、気が強かったり、自己主張が強い人が多いのが特徴です。
こうした特徴はたった一人で会社を大きくするにあたっては必要な素地でもありますが、会社の経営が落ち着いてくると、少し厄介や性分にもなるわけです。

家族経営の零細企業は「社長夫人」が危ない

パワハラ被害の相談には、加害者として家族経営の企業の「社長夫人」による被害が多く上がっています。

社長は社長になっただけあって、ちょっと変わりものだけど仕事熱心なのに実際経営のこととなるとどんぶり勘定で、経理は社長夫人である奥さんが握っていて、実権も奥さんが握っているということも多くあります。

社長夫人は家族経営事業では役職に就いていることも多く、社員としては逆らえないという企業も多いようです。

その地位を利用して、社員を自分の使用人のようにこき使う人も結構いるようでパワハラ相談にはそうした内容が多く見られます。

地位と会社の経理をすべて掌握している社長夫人こそ、実は最強のパワハラ加害者になることがあるということです。

しかし残念ながら、こうした企業は社員の声で職場が改善するチャンスを失っていることが多いので、こうした企業でパワハラを受けたら、できるだけ早めに転職を考えるのが実利的な自分のためと言えます。