美容業界(美容院、エステ、ネイルサロンなど)でのパワハラ事例
- 2022.12.22
- パワハラ

美容院・エステ・ネイルサロンと多岐にわたるサービスを提供してくれている美容業界。
私たちがリラックスしたりリフレッシュしたりすることができる場ですが実際に業務にあたっているスタッフさんたちは、お客様のために…と我慢をして
いることも多い職場です。美容業界でのパワハラ事例にはどのようなものがあるのでしょうか?
お客様第一になり過ぎて…
美容院などでは「○○さん担当の美容師さん」がいることも多いですよね。
そうすると、美容師の方でも職場に少しくらいのトラブルを抱えても辞めづらくなることが多いようです。
また、お客様にもっと良いサービスを…と残業をしているにも関わらず
残業代を無視されたり、スタッフの多い美容院などではベテランのスタッフを
中心に「派閥」ができたりして、新人がそれを知らずにいて無視をされたりというトラブルが多いようです。
技術力・実力主義の業界ではありますが…
美容師やメイクさんになる人は、中学を卒業後専門学校に通って資格を取る人も少なくありません。
一方で、最近では高校進学率も高いので、高校卒業後に専門学校に通う人も多いのは事実です。
そうなると、技術力や実力主義の業界ではありますが、学歴をたてにパワハラを行うということもあるようです。
高卒で資格をとった人には入社後すぐに担当のお客様を当てたりすることも
あるのに、中卒の美容師にはヘルプの作業しかさせない…という具合です。
こうした職能に応じた業務を与えないというものもパワハラの一環です。
そうしたことが続くようであれば、しかるべき機関に相談をすることが大切でしょう。
女性の多い職場になると…
美容師やネイルサロンなどだけでなく、デパートの化粧品売り場なども美容業界の職場です。
美容院などと異なり、デパートの化粧品売り場となると、勤務をしているのが女性ばかり…ということも多いですね。
性別が偏る職場では、特にパワハラが起こりやすくなることがあり、更に「美しさ」を競うような職場では、何かしらトラブルが起きやすいのも事実です。
化粧品売り場に置いては、持っているブランド品や服の趣味、休日の過ごし方や彼や家族の職業などで差別化をして無視や仲間外しを行うようなパワハラが多いようです。
他にも、上司が女性ですので、その女性上司に気に入られないとあからさまな「村八分」状態にさせられるということも少なくないということです。
自分を信頼して商品を買ったり、お店を訪ねてくれているお客様を思うのは職業人として素晴らしいことですが、自分の心身を壊しては元も子もありません。
長期にわたるパワハラに悩んでいるなら、きちんとした対処を考えるのも職場環境を良くするために大切なことです。
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